お盆とは正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。
「盆と正月」といわれるように、年中行事の中でも大切にされ、全国各地で大文字焼き・花火大会・盆踊りと様々なお盆の行事が行われております。
お客様より、「お盆をお迎えするにあたり、どんな準備をすればよいのでしょうか?」というご質問をよくお受けします。お盆には、お亡くなりになられた方、ご先祖様が年に一度、帰っていらっしゃいます。ご家族の皆様でお迎えいたしましょう。
お盆にはキュウリで作った馬、ナスで作った牛をお飾りしますが、これはお迎えはキュウリの馬に乗って早く帰ってこられ、帰りは盆棚にお供えした農作物や供物やお土産と共にナスの牛に乗ってゆっくりお帰りいただくという意味があるそうです。
お盆の期間は地域によって7/13~、8/1~、8/13~とお迎えする日も様々です。お寺様への読経のご依頼、お墓の掃除、盆棚の飾りはゆとりをもって早めにいたしましょう。
亡くなられた方が忌明け後、初めて迎えられるお盆のことをいいます。
生前の感謝の気持ちを込めて、ご家族・ご親戚・知人・友人と多くの皆さんでお出迎えいたしましょう。新盆ではお寺様をお招きして読経していきただきます。この時、最初の一度だけ白い提灯を用意します。(お迎え提灯といいます)初めて帰ってこられるのに迷わないように目印になります。他に行提灯などはご親戚の方が送られる事もございます。
お供物も故人のお好きだったもの、農作物などを供えていただければと思います。私が嫁いだ頃は、朝はおまんじゅう・ぼたもち・天ぷら・煮物、お昼は手打ちうどん、夜はちらし寿司・稲荷寿司と手作りのご馳走を作って、親戚の方々と一緒に故人・ご先祖様の思い出話に花を咲かせたものです。